2017年1月2日月曜日

詩集「コネコのコゴト」 「造語・ことば」編

詩集「コネコのコゴト」とは
作家パセリによる2005年から2017年現在までの十一年間
ホームページ上で掲載されたコラムです (現在も連載中)


外弁慶(そとべんけい) (造語)
 
 自分の実力の知れていない
 
 外(そと)
 
 に対して やたらと 知識を衒(てら)う人の総称
 
 一転して その筋に詳しい人の前では
 
 黙りこくってしまう性質を持ち合わせる


無聴盲目(むちょうもうもく)(造語)
 既にそのことを知っているからといって

 その話に故意に耳を傾けない人
 そんなことをわざわざする理由は以下
 1.話者が知識をひけらかしていることに対する 無言の批判
 
 2.自分の知識が今のところ完全であると 勘違い している
 後者である人々は 普遍的に変わらぬ事実(人は死ぬとかそのようなもの)
 
 以外の情報は 日々 少しずつ変化しているので
 新しい発見があるかもしれないのに
 耳を傾けないということは
 
 固定観念を育成しながら
 
 損をしている


(ことわざ)と人の心
 諺にはそれと対(つい)をなす
 全く反対の意味の諺がある
 たとえば
 二度あることは三度ある <> 三度目の正直
 
 下衆(げす)の後知恵 <> いいたいことは明日言え
 
 探せば結構ある 
 
 諺は行動における判断の材料というよりは
 共感 の意味合いが強い
 前者に共感したとしても 後者に共感できないわけではない
 
 諺と人の心とは 結局そのようなものなのだろう 
  

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