2017年1月2日月曜日

詩集「コネコのコゴト」 「神」編

詩集「コネコのコゴト」とは
作家パセリによる2005年から2017年現在までの十一年間
ホームページ上で掲載されたコラムです (現在も連載中)

  
なぞなぞ

 過去の権力者が発明したもので
 今もなお 効力を発揮し
 色褪せていない概念がある
 
 
 それは 人を懐疑的にさせ
 
 それは 人を謙虚にさせる
 
 その隙に
 
 それ
 
 を利用した権力者たちは
 人々を不安に落としいれ
 
 実権を握ってきた
 
 現代においてもなお
 その効力は色褪せていない
 なぁーんだ




概念上の神

 概念上の神とは人に罪の意識を作つくらせる事象となりうる

 常に人を監視しているにちがいないという自意識
 そしてそのような神に多くを求めるだけ神は多くを求めてくる





神の真似事
 親切すぎたり
 平等すぎたり
 やたらとおこなって
 神の真似事
 をしている連中は
 信用できない





虎の威を借る 信者たち
 神を戦わせてもしょうがない
 戦うべきは己の弱さ






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